過去20年のフロントエンド フレームワークのトレンドについて振り返ります。
- 2000年代初頭(2000年〜2004年):
- この時期、フロントエンド開発は比較的シンプルで、HTML、CSS、JavaScriptの基本的な技術が中心でした。JavaScriptのライブラリやフレームワークはまだそれほど普及しておらず、DOM操作やクライアントサイドのインタラクションは主に手動で行われていました。
- 2000年代中頃(2005年〜2009年):
- jQueryの台頭: jQueryがリリースされ、DOM操作やアニメーションなどのタスクを簡素化するための便利なライブラリとして人気を集めました。これにより、フロントエンドの開発が劇的に向上し、ブラウザ間の互換性の問題も軽減されました。
- 2010年代初頭(2010年〜2014年):
- AngularJSの登場: Googleが開発したAngularJSが、SPA(Single Page Application)の開発を促進しました。AngularJSは、双方向データバインディング、依存性注入などの機能を提供し、フロントエンドの開発をより構造化された形で行うことができるようになりました。
- 2010年代中頃(2015年〜2017年):
- Reactの台頭: Facebookが開発したReactが、徐々に人気を集め始めました。Reactは、仮想DOMを使用してパフォーマンスを向上させ、コンポーネントベースのアプローチを導入しました。これにより、UIの再利用性と保守性が向上しました。
- 2010年代後半(2018年〜2019年):
- Vue.jsの急成長: Vue.jsが登場し、急速に人気を博しました。Vue.jsはReactやAngularよりも学習コストが低く、使いやすさとパフォーマンスのバランスが良いとされ、多くの開発者に支持されました。
- 2020年代初頭(2020年〜現在):
- Angular、React、Vue.jsの三つ巴: 現在、Angular、React、Vue.jsの3つのフレームワークが共存しており、プロジェクトの要件や開発者の好みに応じて選択されています。それぞれが継続的な改良と成長を続けていますが、さらに新しいフレームワークやライブラリも登場し続けています。
数年でトレンドは変わってきます。次のトレンドは何になるんでしょう。
※2024/02現在の最新バージョン Angular: 17, React: 18, Vue: 3
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